
浅草の伝法院通りって、どんなところなんだろう?
観光をする前に見どころを知っておきたい。
たしかに伝法院通りは雷門や浅草寺に比べるとマイナーなので、どんな魅力があるのかわかりにくいですよね。
その気持ち、とてもよく分かります。
そこでこの記事では
- 伝法院通りはどんな観光スポットなのか
- 伝法院通りの見どころ
についてまとめてみました。
本記事を書いている僕は、浅草に住んで10年くらいになります。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
伝法院通りって何?
はじめに、伝法院通り(でんぼういんどおり)とは、どんなな通りなのかを簡単に解説します。
江戸の情緒あふれる通り
伝法院通りは江戸の情緒あふれる通りで、浅草の観光スポットの1つです。
浅草寺にほど近く、江戸時代にタイムスリップしたかのような独特な雰囲気を持っています。
お食事どころをはじめ、様々なお店が連なっており、歩いているだけで楽しいですよ。
短い通りではありますが、見どころがたくさんあります。
伝法院は不定期で見学できる
伝法院通りという名前なので、通りには伝法院という重要文化財があります。
伝法院にはとてもキレイな庭園があるのですが、残念ながらいつも見学できないんですよね。
公開は不定期となっているので、運が良くないと拝観できません。
なので、「浅草観光したときに、拝観できればラッキー」と思っているくらいがちょうど良いかなと。
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伝法院通りの見どころ
伝法院通りには、見どころがたくさん。
本記事では、その中でも特におすすめしたい5つをご紹介します。
見どころ1:白浪五人男の人形
白浪五人男とは、5人の盗賊を描く歌舞伎劇です。
作者は河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)。
江戸時代幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎狂言作者です。
この5人の盗賊の人形が、伝法院通りのいたるところに潜んでいます。
どこに白浪五人男がいるか探しながら伝法院通りを散策すると面白いですよ。
日本駄右衛門
日本駄右衛門(にっぽんだえもん)は、白波5人男の首領。
伝法院通りの真ん中に、ドン!と構えているので、1番見つかりやすいと思います。
写真スポットにもなっていて、日本駄右衛門と同じポーズをして写真を撮るのが人気です。
弁天小僧菊之助
弁天小僧菊之助は、中性的な見た目が特徴。
その美貌を活かし、女装して相手を油断させ泥棒をしていました。
忠信利平
忠信利平は、神出鬼没の盗賊。
盗賊でありながら正義感が強いところがあり、剣の達人でもあります。
赤星十三郎
赤星十三郎は、白浪五人男の中で最年少の盗賊です。
もともとは武士の家系ですが、お金を盗もうとして自殺しようとしているところを白浪五人男の1人忠信利平に止められ、そこから盗賊の道へ進みました。
南郷力丸
南郷力丸は漁師の息子で、少し荒っぽい性格の盗賊です。
弁天小僧とは兄弟のような間柄で(父親が弁天小僧を拾ってきた)、コンビを組んで悪事を働いていました。
見どころ2:江戸八人衆のシャッター絵
夜になると、伝法院通りに軒を連ねる店はシャッターが閉まります。
そのシャッターに描かれているのが江戸八人衆。
白浪五人男と同様、どこにいるか探しながら散策するとのがおすすめ。
昼間は混雑していますが、夜はまた違った雰囲気で楽しいと思いますよ。
坂本龍馬
坂本龍馬は、説明不要ですね。
明治維新に大きく関与するも、新しい時代を見ることなく暗殺されてしまいました。
大久保彦左衛門(おおくぼひこざえもん)
大久保彦左衛門は、徳川家光のご意見番。
徳川家康と戦いを共にしたことでも有名です。
ただし、現在は工事中で見られません。(2019年10月現在)
出雲の阿国(いずものおくに)
出雲の阿国は、かぶき踊りの創始者です。
かぶき踊りからいくつか変遷した結果、現在の歌舞伎になったと言われています。
新門辰五郎(しんもんたつごろう)
新門辰五郎は、浅草浅草寺の門番。
15代将軍 徳川慶喜の側近警護としても活躍しました。
水戸黄門
水戸黄門は、水戸藩主・徳川光圀(とくがわ みつくに)の別称。
日本で初めてラーメンを食べたのが水戸黄門と言われているからなのか、ら麺亭のシャッターに描かれています。
弁天小僧菊之助
弁天小僧は、先ほど紹介した白浪五人男のひとり。
中性的な見た目が特徴の盗賊です。
土方歳三
土方歳三は、新撰組の副長。
局長・近藤勇の右腕として有名です。
幡随院長兵衛(ばんずいいん ちょうべえ)
幡随院長兵衛は、町人で侠客(強気を挫き弱気を助ける)の元祖と言われています。
簡単に言うと、悪いやつをこらえしめるヒーロー的な人です。
見どころ3:鼠小僧の人形
鼠小僧の人形も、伝法院通りの見どころの1つです。
鼠小僧は江戸を騒がせた泥棒で、武家屋敷ばかりを狙った窃盗をしていました。
金持ちから金目のものを盗み、それを貧しい人に分け与える義賊として有名。
見どころ4:地口行灯(じぐちあんどん)
伝法院通りには、江戸の情緒をかもし出す地口行灯が飾られています。
地口とは、お芝居のセリフやことわざをもじって作った言葉遊びの一つ。
江戸時代には、お祭りなので地口に絵をつけた行灯を飾っており。それが文化として一般化していきました。
見どころ5:グルメ
伝法院通りには、美味しい浅草グルメがたくさん。
その中でも特にオススメのグルメをご紹介します。
浅草名代らーめん 与ろゐ屋
与ろゐ屋は、醤油らーめんが有名なお店。
醤油のコクと魚介の旨味が合わさったらーめんは絶品です。
リピーターが多いのも頷けます。
本当に美味しいので、ぜひチェックしてみてください。
基本情報
公式サイト | 浅草名代らーめん 与ろゐ屋 |
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地図 | Google マップ |
みんなの評価 | 食べログ |
より詳しくは、以下の記事をご覧ください。
レストラン大宮
レストラン大宮は、老舗の洋食屋さんです。
特に有名なのが、とにかく肉々しいハンバーグ。
一般的な柔らかいハンバーグとステーキを足して2で割ったような食感なんですよね。
肉厚でとても美味しいですよ。
価格帯は少し高めなのですが、浅草を代表する老舗の味を楽しんでみてください。
基本情報
公式サイト | レストラン大宮 |
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地図 | Google マップ |
みんなの評価 | 食べログ |
より詳しくは、以下の記事をご覧ください。
浅草メンチ
浅草メンチは、伝法院通りを代表する食べ歩きグルメですね。
土日祝日になると、大行列ができるほど人気です。
衣の中にギッシリお肉が詰まっています。
できたてのメンチなので、アツアツで本当に美味しいですよ。
基本情報
公式サイト | なし |
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地図 | Google マップ |
みんなの評価 | 食べログ |
豊福
豊福のカレーパンは、ただのカレーパンではありません。
黒毛和牛を使ったカレーパン。
黒毛和牛が美味しいのは当たり前として、カレーも濃厚でとても美味しいです。
クセになる味ですね。
外はカリカリで、とろとろのカレーとよく合います。
オススメの一品なので、ぜひチェックしててみください。
基本情報
公式サイト | なし |
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地図 | Google マップ |
みんなの評価 | 食べログ |
まとめ
伝法院通りは、本当に見どころがたくさんです。
特に昼間の伝法院通りと夜の伝法院通りは全く違う姿なので、ぜひチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では!